年上王子のお嫁さん☆



そ、それは……



「みんなの前にいるの恥ずかしいし…疲れそうだし。

時間ないし…」



指を折りながら言っていくと

隣でクスッと笑うヤツがいた。




「ふっ……

ほら、一番の理由言ってないだろ?言わないの?」


「ぇ……え!!!?///」




ば、バレてる!!


啓飛はあたしの頬をつつきながら、そう言った。



「別に、それだけだよっ!!

だから披露宴はまだいい。」


「そうか。
華はまだ学生だしな。」


「慌てなくてもいいわよね。」




お母さんたちも、納得してくれたみたい。


よかった。

一番の理由 言わなくて済んだ。



“だって、啓飛のこと…

みんなに見せたくないんだもん”





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