「華、綺麗だよ。
ドレス似合ってる。」
「あ、ありがとう…
啓飛もカッコいい。」
式はとりあえず終わり、その格好のまま写真を撮ったり
お母さんたちとお話していた。
「騙すなんてひどいよ!!
あたし、違う人と結婚させられるかと思って泣きそうだったのにっ」
「「はぁ!?」」
啓飛たちの声が重なった。
だ、だって……
「こ、怖かったのに…なんか…啓飛がいるし…
びっくりしたんだもん……」
また思い出して泣きそうになる。
すると、頭に啓飛の手がおりてきた。
「びっくりさせようとしてたからな。
想像以上の反応でよかったょ。」
「ぅ……」
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