年上王子のお嫁さん☆



「ククッ…顔、ひどいけど。」


「え!?///」


「冗談だよ(笑)」




ニヤリと笑って、優しいキスが落ちてくる。


…不意討ち。



深くならずに、ただ長く当てられる唇からは

お互いの愛が伝わるような気がした。




「プッ…顔、真っ赤。」


「…あたし…まだお子ちゃまみたい……」



こんなに泣き虫になるなんて…


触れるだけのキスが、こんなに嬉しいなんて。



啓飛じゃなきゃ、わからなかったよ。




「そうかな。

華、結構オトナになったんじゃない?」


「ぇ……そうかな!!?」



啓飛の思いがけない言葉に、喜んでいると……




「そうやって、すぐ人の言うこと信じるからお子ちゃまなんだろ?

…変わんねぇな、全く。」


「なっ…」




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