「ククッ…顔、ひどいけど。」
「え!?///」
「冗談だよ(笑)」
ニヤリと笑って、優しいキスが落ちてくる。
…不意討ち。
深くならずに、ただ長く当てられる唇からは
お互いの愛が伝わるような気がした。
「プッ…顔、真っ赤。」
「…あたし…まだお子ちゃまみたい……」
こんなに泣き虫になるなんて…
触れるだけのキスが、こんなに嬉しいなんて。
啓飛じゃなきゃ、わからなかったよ。
「そうかな。
華、結構オトナになったんじゃない?」
「ぇ……そうかな!!?」
啓飛の思いがけない言葉に、喜んでいると……
「そうやって、すぐ人の言うこと信じるからお子ちゃまなんだろ?
…変わんねぇな、全く。」
「なっ…」
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