やっぱり、お母さんたちは啓飛との結婚に反対してて……


今日、他の人と結婚させられるの!!!?



そんなのヤダっっっ!!!!!




「……じゃぁ…こっちで。」


「かしこまりました。」




リボンのモチーフがついた純白のドレスに身を包みながら、泣きそうになった。


もしそうなら……

どうしよう!!!!




ドラマとかマンガみたいに、啓飛が助けに来ないかな?


あたしを連れ去ってくれないかな…?




そんなの、無理かぁ。



はぁ とため息をついて、ただメイクされていく自分を鏡で見ていた。




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