そのまま、家路に着く。 さっき携帯を見たら9時近かった。 真っ暗な道を並んで歩く。 「……華…」 「え?」 「安藤さん、彼氏とちゃんと別れたって。 さっきの土手でメールが来た。」 微笑みながら夜空を見上げる啓飛を見つめる。 月明かりに照らされて輝く瞳が綺麗。 「よかった…」 「お人好し(笑)」 「な、なんで!!?」 「さんざん苛められてたのに。」 「でも、彼氏と別れたならよかったじゃん!!」 「これで、本気で俺を好きになるかもよ?」 「…えっ…」 ニヤリと笑って、近づいてくる。 .