「はぁ…はぁっ……」 無我夢中で走って来て…たどり着いたのは 人気のない木の下。 啓飛が、安藤さんと仲良さそうに 二人で……いた。 仕事だって、言ってたのに。 残業で遅くなるって、言ってたのに。 なんで……? あたしなんかより、オトナで綺麗な安藤さんのこと 好きになった? あたしのことなんか、飽きちゃった? あたしはまだ好きだよ…… あんな場面に出くわしても、啓飛が好きなのに… 啓飛は、違うの? 「……ぅ…」 しゃがみ込んで、溢れる涙を拭く。 .