人気のない廊下。 すぐに話は始まった。 「その様子だと… あの子に送ったメール、見たようね?」 「…っ」 妙に余裕を持って喋る安藤さんに 違和感を覚える。 「どうだった?彼女が傷つけられる気分は。 あの子のこと守りたいなら… あたしの言うこと聞いて?」 そして、くっついてくる。 ……誰が聞くか。 俺は、好きでもないヤツに優しく出来るほどオトナじゃない。 ましてや、華を傷つけたヤツなんて… 「イヤ、です。」 安藤さんの目を見て、そう言った。 .