ニヤリと笑った菊池さんは、俺が残業したくない理由がわかっているみたいで 涼しげな顔でパソコンに向かった。 菊池さんの携帯が鳴ったとき、たまに幸せそうな顔をするところを見ていると 俺も結婚したい と思う。 華を俺だけのものにしてしまいたい。 結婚 という鎖で、繋ぎとめてしまいたい。 でも、結婚するには養っていくための金が必要なわけで 結局は仕事を一生懸命やる ということにたどり着くわけで… 今は、ただ働くしかないよな。 菊池さんの言うことを聞いて、一旦休憩することにした。 .