「暑苦しいな、アイツら…」 「だね(笑)」 敦と並んで座る。 浴衣が汚れないように、お尻にハンカチを敷いた。 「……なぁ、お前…」 ヒュルルル………ドォンッ!!! 「うわぁ…っ」 「きれー…」 「よく見えるねぇっ」 敦が口を開きかけたところで、花火が始まった。 …何を言おうとしてたんだろ。 「ほら華、花火見ろよ? 俺の顔なんか見てないで(笑)」 「は!!?敦のことなんか見てないってば!! 自惚れんなっ」 いつものようなくだらない言い合いをしながら、花火に視線を移す。 .