年上王子のお嫁さん☆



案の定、反応がない。


……だよね。




「ごめん……忘れて…」




『忘れていいから』

そう言おうとした。


でもその言葉は、啓飛のYシャツに染みて消え去る。





「……涼から

聞いちゃった。」


「っ!!!」




涼さん……啓飛に言ったんだ。



なんだか気まずくて、俯く。





「…ごめん。本当は前から感付いてたんだけど…

華、聞かれたくないみたいだったから。」




困ったように、ちょっと歪んだ笑顔を浮かべる彼。


…確かに、聞いてほしくはなかった。




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