「ごめん、ごめん。 会社の人からだった。」 しばらくして、啓飛が戻ってくる。 泣きそうだった顔に、慌てて笑顔を纏わせる。 「うぅん。大丈夫……」 「? やっぱり、おかしい。 なんかあったな。」 その言葉に、黙ってしまう。 なんでわかっちゃうんだろう。 必死で演技して、笑ってるのに。 感じとられてしまうんだろう。 「…何があったように見える?」 素直じゃないあたしは 啓飛に突っ掛かってしまう。 可愛くないし。 当てられたらどうしよう。 .