年上王子のお嫁さん☆



頭を撫でる、啓飛の手。


久々に感じる感触に、目を閉じる。




気持ちいい…


マッサージでもされてるみたいに、力が抜けて…心地いい。




「……けぃ…」





〜♪〜♪



口を開きかけたとき

啓飛の携帯が鳴った。




「……ぁ…」


「電話みたい。ごめん、華。」




あたしの頭から、スッと離れてしまった手は

鳴り響く携帯を掴んだ。




啓飛は、そのまま部屋を出て行った。



啓飛の言った“ごめん”が

別れの言葉に聞こえる。



部屋を出て行った啓飛が

もう、戻って来ない気がする。




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