「今日すぐに…は、ちょっと。 」 考えさせてもらう と言って 素早く会社を出た。 答えなんて 決まってる。 ……大丈夫。 なんとかなる。 あんな、脅迫に近い言葉を言われたのに 俺の足取りは軽かった。 「……もしもし? 俺だ、啓飛。」 歩きながら電話をする。 ちょっと前にも世話になったアイツらに。 お隣の家に着くときには 準備はほぼ整っていた。 あとは、華に話すだけだ。 明るくなっている華の部屋を見つめながら 静かに覚悟を決める。 .