電話が来て数十分。 俺は会社にいた。 あのあと、安藤さんに “来ないと、華ちゃんを苛めちゃうよ?” と言われて 渋々戻ってきた。 本当なら、早く帰って 華に会いたかったけど ……無理っぽい。 俺は、華のことになると 弱くなるかもしれない。 臆病になる。 「…はぁ。」 華にメールをしながら、安藤さんを待っていると 「槇原くん!!」 安藤さんが、駆け寄ってきた。 「あんな脅すような言い方… 何か用ですか?」 「もぅ。つまんないわね。 …ご飯食べに行こうと思って。」 .