“あたしじゃダメなの?” …ダメなんだ。 華じゃないとダメ…… イヤなんだ、俺が。 「華を愛しているから…ダメなんです。 俺は、華以外を好きになれないんで…」 失礼します とだけ言って 緩んだ安藤さんの腕からすり抜け、給湯室を出た。 …好き っていう気持ちは嬉しいけど 俺は華しか愛せない。 「部長、コーヒーです。」 「お、ありがとう。 気が利くな。」 色々な人にコーヒーを配ってから、自分のデスクに戻った。 .