あたしが聞くと… 『ぁ、バレた? ちょっと下向いてみ?』 「下?」 言われた通りに下を向き 車が停めてあるところあたりに視線を落とすと…… 「あっ!!!」 車の後ろから ひょこっ と顔を覗かせた。 「啓飛!! なんで!?」 まだ、8時半だよ? なんでこんなところにいるの?? 不思議に思って啓飛を見ていたあたしを見て 彼が笑う。 『驚いた? ……上がってもいぃ?』 「ぅ、うん…」 あたしの言葉にニコッと笑って 玄関に入っていくのが見えた。 .