それから、他愛ない話で盛り上がり、30分ほどで電話を終えた。 もっと、近かったらいいのに。 もっと近かったら、いつでも見守ってやれるのに。 そう思う日々に 疲れてくる。 お隣だったときは、毎日でも会えたのに。 ずっと、近くで華を感じることが出来たのに。 …今 華が傷つけられるかもしれないのに そばにいてやれない自分が情けない。 「……っ」 こうなったら… 閉じたばかりの携帯を開き 電話をかけた。 .