年上王子のお嫁さん☆



またしばらく、会えなくなる…


そう思うと

急に悲しくなってきて


今すぐ、啓飛に抱きつきたくなった。




……やっぱり、1秒だけギュッてしてもらってからにしよう。


急いで玄関のドアを開けて、車に乗ろうとしていた啓飛に

後ろから抱きついた。





「……は、華?」


「…また、しばらく会えないでしょ?
だから……充電させて?」




ギュッと、腕の力を強くすると


手のひらが啓飛に包まれた。





「…あんまり可愛いことするなよな。

こんな道端で、こんなことしていいのかよ?」





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