年上王子のお嫁さん☆



それから空が赤くなるまで遊んで

ヘトヘトになって、啓飛の車に乗り込んだ。





「…疲れたぁ……」


「そりゃそうだろうよ。
あんなにはしゃいで、泳ぎまくってたからな。」



助手席の窓に寄りかかるようにしていると、啓飛は呆れたように笑った。


シートベルトを締める仕草がカッコいい……



疲れもふっ飛ぶ。




「じゃぁ、帰るか。

忘れ物してねぇ?
俺の家にあるなら、今度持ってくけど。」


「ぁ…たぶんないよ。
ありがとね。

あたしのワガママに付き合ってくれて…」




.