結構長いスライダーを、数秒で下るスピード感が とても爽やかで ちょっとだけ、さっきの言葉を忘れさせてくれた。 「楽しかったね!! 次は、あれ!!」 もう、こうなったら 遊んで遊んで、忘れてやる!! 「はいはい。 走って転ぶなよ。」 優しく笑ってくれる啓飛に 心が温かくなる。 大丈夫。 啓飛に守ってもらおうとは考えてないけど 啓飛がいるから、大丈夫。 そう思える自分が不思議だった。 やっぱり、ちょっとはオトナになった? .