頭を撫でる啓飛は 子供をあやす母親みたいで なんだかイヤだった。 会える日が限られているんだから、素直になんなくてどうするのよ… 「…あたしはもう、お子ちゃまじゃないよ。 あやされなくても平気。」 啓飛の手から避ける。 冗談混じりの、本心。 撫でられるのはイヤじゃないけど 子供扱いはイヤ。 あたしだって、もう高3。 さすがにお子ちゃまは卒業でしょう? 「…わかったよ。 ごめんごめん。」 口を尖らせるあたしを見て 笑いながら謝る。 .