年上王子のお嫁さん☆



そんなこと言ったって、言い訳にしかならないだろうけど……




「…さっき、安藤さんに会ったんだけど。」


「え?」



お茶を飲みながら、さらっと言う啓飛。


あの人の名前に、異常に反応してしまう。




「そのときに『これから楽しみね…』って言われたんだけど…

何のことかわかる?」


「…ぁ……」



きっと

いや、絶対さっきのことだ。



これから、あたしと啓飛がどうなるか

それを予想して、楽しんでるんだよ……




でも、そんなことを啓飛に言えるハズがない。




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