当たり前のように、そう言って 当たり前のように、笑って 当たり前のように、あたしの隣に座る。 ホントは… ホントは啓飛も、あたしみたいなガキより 安藤さんみたいな、オトナな女性がよかったよね? デートなのに、『プールに行きたい』なんて言うお子ちゃまなんて イヤ…だよね。 一度、マイナスに考えてしまうと そこから溢れていく不安。 好きだから 大好きだから、不安になる。 信じていないワケじゃない。 でも…… 啓飛が、カッコいいから カッコよ過ぎるから 不安になる。 .