やっぱり… 安藤さん、あたしのことを嫌っているみたい。 「これは一応“宣戦布告”ね? あたしはガキだろうがなんだろうが、手加減しないから。」 そうあたしに言い捨て 踵を返して、歩いていった。 「……やっぱり…」 安藤さんは、啓飛が好きなんだ。 女の感は当たる。 昨日から、そんな気がしてた。 もう一度、ベンチに座り直したところで 啓飛が戻ってきた。 「お待たせ。 アイスティーでよかった?」 「うん。 あ、レモンもらってきてくれたの?」 「一応ね。 華はレモンティー好きだろ?」 .