年上王子のお嫁さん☆



やっぱり…


安藤さん、あたしのことを嫌っているみたい。




「これは一応“宣戦布告”ね?

あたしはガキだろうがなんだろうが、手加減しないから。」




そうあたしに言い捨て

踵を返して、歩いていった。




「……やっぱり…」



安藤さんは、啓飛が好きなんだ。


女の感は当たる。

昨日から、そんな気がしてた。




もう一度、ベンチに座り直したところで

啓飛が戻ってきた。




「お待たせ。

アイスティーでよかった?」


「うん。
あ、レモンもらってきてくれたの?」


「一応ね。
華はレモンティー好きだろ?」





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