チュッ



「…っ……」


「え、え!!!?///」


「「きゃぁあぁあ///」」




中里さんの頬に触れる

華の艶やかな唇。




……なんで…


こんなことしてんだよ…?





自分でも恐ろしいくらいどす黒い感情を感じて

華の腕を引っ張る。




「……じゃ、失礼します。」


「ちょっと、まだ中里さんといたいのにっ!!」




潤んだ瞳で、赤い顔して

そんなこと言うな。



……俺、独占欲でどうにかなりそうだ。




嫌がる華を連れて、居酒屋を出た。





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