この…… 酔っぱらいがぁあ!!!! 「…ぅん…ぁ、あれ? 俺、なんで……え??」 「槇原くん!!大丈夫?」 ゆっくり起き上がる啓飛は さっきとは別人のようだった。 「俺……酔ってたみたいです。 ご迷惑おかけして、スミマセン。 華も……ごめん。」 妙に悲しそうな顔で謝ってくる彼に、胸が苦しくなる。 ……もう、いいや。 そんな顔で言われたら 許しちゃうよ。 「……もう… だから、飲み過ぎはダメだって言ったのに。」 .