エレベーターに乗り 5階を目指す。 「……広いね、この会社。」 「あぁ。今でもたまに迷うよ。」 そう言って笑う人は オトナ って感じがして ちょっと寂しかった。 あたしとは違う人だ って 思ってしまった。 「ぁ。滝本さん!!」 「ぇ……」 エレベーターから降りて、啓飛の見つめる先には 綺麗な女の人が。 滝本、さん… 「あ……槇原くん!!! きゃぁ!!その子が華ちゃん? 可愛い〜 みんなも呼んで来なくちゃ。」 .