約束のT駅に着いた。 時間的には予定通りだ。 早速、啓飛に電話する。 数回のコールで出る啓飛。 『もしもし?着いた?』 「うん。改札の近くで待ってるから。」 それだけの短い会話にも 心が温かくなる。 「…メイクでも確認してよ。」 蒸し暑くなってきた今日この頃。 汗でメイクが落ちていないか、確認する。 特に目立つところはなかったけど、一応グロスだけ塗り直して 鏡を見る。 髪型も、大丈夫だよね…? 緩く巻いた髪を撫でて、啓飛を待つ。 .