しばらくして、時計をみるともう10時になっていた。 『あ、私もう帰るね!』 『帰っちゃうのか優奈ちゃん! そっかまたおいで!』 『じゃあ由紀!』 『じゃあね』 『じゃあお父さんおじゃましましたー』 『おうよ!』 由紀のお父さんはもう顔が真っ赤だ。 こうして私はバイクに乗り、家に帰った。 今日は、結衣さんの過去が聞けてよかったなぁ。 いいな、愛って… 優奈は恋をしたいなと心の底から思った。