中には15人くらいの男がたむろっており、 そいつらは、一人の女子を囲っていた。 男らの顔を見るとやはり、 “炎天下”のチームの奴らだった。 『おいお前ら、何してんだ!!』 私は大声で叫ぶ。 男らは一斉にこちらに振り向いた。 『ゆ、優奈さん……』 男らは動揺を隠せないようだ。 『お前ら、こういうこと許されると思ってんの?』