『おい慎悟しっかりしろよ!』


私と拓也で慎悟の肩を支える



『お前ら……特に優奈……馬鹿みたいに殴りやがって……』



『だからさっきから謝ってるじゃん!』



『くそっ楽しい思い出を作るはずが……


なぜ体がぼろぼろになってる?

どこで道を間違えたんだ?』



『ところで慎悟、お前自分が暴走族だって祐希ちゃんに話したのか?』



『いや、まだだけど』



『由紀は暴走族嫌いだから祐希ちゃんもきっと嫌いだぞ?』



『え?マジで?バレないようにしないとな』



『私が暴走族だってことも話すなよ?』



『あぁわかったよ!』