『ねぇお姉ちゃん、優奈さんって外見は普通だったけど不良なの?』



『え?

違うよ!
まぁたしかに今日は慎悟くんのこと殴ったりしてたけど普通の女の子だよ。』



『そっか。


あの優奈さん、外見全然違うからやっぱり他人か…』


『え?』



『ほら、前に助けてくれたって言った炎天下の族長。

あの人かなーって思ったけど違うなー』



『まさか!優奈が族長なわけないよ!』



『そうだね!さっ早く帰ろうよ!お腹すいちゃった!』



祐希は私をおいて走り出した。



『あ!ちょっと!』



優奈が暴走族?
あり得ない!


でも……


最初に会った時の格好



優奈の乗ってたバイク




もしかして……