8時51分
「みんなどぉするん?」一番最初に話しはじめたのは学級委員の宮武学(みやたけ まなぶ)だった。
「ウチはつけない。」
「あゆみ……?」
答えたのは山中梨果(やまなか りか)と上田(うえだ)あゆみの二人
「こんなのウソに決まってんじゃん!」山中が言った。
「何がうそなん?吉田と武田のこの状況を見て…」みんなは息をのんだ。
「だってこの部屋を爆破して意味があるの?爆破しちゃったらもぅ使えないじゃない」山中は笑いながらも少し不安な表情だ。
「……それもそうね。」みんな口々にものを言う。
「……お前らばかだろ。」「…………!??」
口を開いたのはこのクラスの番長児玉樹(こだま たつき)だった。
「何がバカよ。いつも番長面してるアンタよりましや!」
児玉は山中をにらみなが言った。「だからバカなんだよ………。この計画が実施されてるならもぅこの校舎……この日本(くに)には用はないやろ!!」
「……………」みんなは黙りこみ、山中は泣きだした。
「梨果……泣かんといて。」
「オレは首輪をつける。」
(ガシャン…ピー)
「児玉!!」
「この時間中じゃないとみんな死ぬんだよ!」
8時55分…残り5分…