「あぁ。しかもさっき死報が告げられた…。」
(……えっ…?)
オレの胸の奥は深く痛く締め付けられた。
「もう少し君達のように首輪を外す方法を知っていればな…。」
「…………」
(……スッ…)
山田大佐は黙りこくるオレにゴツい手を差し出してきた。
(…グッ)
オレはその手を力強く握った。
「オレ達日本の軍人は本来自衛隊だ。人を殺めるのは好きではない。君達が生き残ることを願っておく。オレが大阪しか仕切れないことが残念だ…。世界…せめて日本だけでもオレが仕切ることができれば…」
「ありがとう…。オレ達は勘違いしてました。今の軍人は平気でオレ達学生を殺すと思ってたから…。」オレはしわが深く刻まれた手を見ている。
(…この人の手ぇ…傷だらけだ…。よっぽど戦ってきたんだ。…でも…すんげぇあったけぇ…)
「んでどうすんだ…?」
「エッ…?」
「エッてこれからのことだよ。オレ達はお前らを見逃してやりてぇけど難しい…。」
「なんでだよ!!今日本で約35000の学生の命は助かってんだ!!世界でも何万人かは助かってんだぞ!!なんでロシアに行かないのに殺されなきゃいけねぇんだよ!!!」
(……えっ…?)
オレの胸の奥は深く痛く締め付けられた。
「もう少し君達のように首輪を外す方法を知っていればな…。」
「…………」
(……スッ…)
山田大佐は黙りこくるオレにゴツい手を差し出してきた。
(…グッ)
オレはその手を力強く握った。
「オレ達日本の軍人は本来自衛隊だ。人を殺めるのは好きではない。君達が生き残ることを願っておく。オレが大阪しか仕切れないことが残念だ…。世界…せめて日本だけでもオレが仕切ることができれば…」
「ありがとう…。オレ達は勘違いしてました。今の軍人は平気でオレ達学生を殺すと思ってたから…。」オレはしわが深く刻まれた手を見ている。
(…この人の手ぇ…傷だらけだ…。よっぽど戦ってきたんだ。…でも…すんげぇあったけぇ…)
「んでどうすんだ…?」
「エッ…?」
「エッてこれからのことだよ。オレ達はお前らを見逃してやりてぇけど難しい…。」
「なんでだよ!!今日本で約35000の学生の命は助かってんだ!!世界でも何万人かは助かってんだぞ!!なんでロシアに行かないのに殺されなきゃいけねぇんだよ!!!」

