バトルロワイヤル

（ブロロブロロﾛﾛ…）
マスコミの車はいくつも運動場の中に入ってきた。
気が付くとオレ達は数えきれない記者に囲まれていた。
「何か一言お願いします！！」
「どうやって首輪を外したのですか！？」
オレ達は質問攻めにあっている。
「この首輪はハッキングっていう方法で…」大野は照れ臭そうに1つ1つ質問に答えていた。
「オレ達はロシアに行く気なんてさらさらない、オレ達17人はここ日本に残るつもりですから！！」オレはすべての質問を無視した。
「…えっ？17人って今いるのは19人じゃ…それに日本に残るとは一体…」と記者。
「見てわからんのか？この2人の首輪を見てみろ！！」オレはカメラを無理矢理白城と河村に向けた。
「…首輪がついていますね。ということは…」
「あぁ。優勝者だ。この2人はロシアに連れていく。そんで日本に残るってことは…」
（…ﾌﾟﾙﾌﾟﾙプルプルプル…）
ヘリの羽音が聞こえ、それは近づくにつれ大きくなりやがてオレ達の足元に大きな影ができた。
《待たせたな都島第五中学校の皆さん！！》
ヘリからスピーカーが音をならした。
「こっからが本番だ…」


もしかしたらもうすぐそっちに逝くかもな

…なぁ、児玉…