バトルロワイヤル

「…えっ！？」
「…オレを殺せってんだよ…。オレが死なねぇと罪を償えねぇだろ…。」宮武はもう覚悟ができてるようで目をつむった。
（ボカァッ）
オレは宮武の頬を思いっきり殴った。
「なんでそんなにすぐ死ぬとか言うんだよ！！生き残れる方法があるなら助かろうとしろよ！！」
「……山川…」
「オレはお前を助けるぞ！！」
（…グイッ）
オレは宮武の腕を思いっきり引っ張って歩きだした。
「…ありがとう…」
（…ツー…）
宮武は引っ張り歩きながら涙を流した。
（ガラガラ…）
オレと宮武は被服室を出て歩きだした。
…バイバイ…。茂野…矢田、和良、そして里中木葉…。ありがとう…
オレはその思いを残して跡にした。
―RANルーム―
「白城さん、河村さん、そして織田さん…。首輪は残りこの3年生3人と後3人。」薬師寺は連れてこられた3人を指差して言った。
「大野君だっけ…。私と大ちゃんはともかく、織田さんの首輪はまだ外さないの？」河村はパソコンを触る大野に言った。
「…はい。全部山川さんの計画ですから。残り6個の首輪はまだ外さず残しておきます。」大野は答えた。
「でもなんで…？」
「それは…」