バトルロワイヤル

（…ジュウウゥ…）
「ぐおぉあぁあ！！あちぃよぉｵｫ！！」
大量のアイロンのコードはもがく矢田と笑にますます絡まり、高温の鉄板は体を離さない。
「矢田ァ、和良ァ！！！」
「宮武てめぇ早く矢田と和良のひもをほどけぇ！！」梶原は叫んだ。
「…フフッ、無理さ。もうそんなに絡まっちゃったら誰もほどけないよ。」宮武は不適な笑みを浮かべた。
「…ぐぁあぁ…あぁあ…ぁ」
叫ぶ矢田と和良の声がだんだん擦れる。
「…矢田と和良はもうダメだ…」徳光は眼鏡の奥の瞳を震わせた。
（ガクッ）
その瞬間もがいていた矢田と和良の体がピタリと止まった。
死んだのだ。
「うわぁあぁあぁ！！！」
「徳光さん、私あいつを殺してきます！！梶原君、ちょっと銃を貸して！！」広瀬の武器は細菌だったが、細菌のタンクは図書室の戦いで置いてきたから武器がない。
「ダメよ、広瀬さん。この状況を見てあいつはまだ何を隠してるかわからないわ！」里中は広瀬の体を押さえた。
「…だったら男のオレが…！！」梶原は広瀬に渡そうとした銃を構えた。
「ダメだ！あいつは殺さない。RANルームに連れて帰ってあいつの首輪をハッキングするんだ！！」
徳光は言った。