バトルロワイヤル

(ガラガラ)
オレ達はRANルームに10人ほど置いて、残りで2つに分け、トランシーバーを使って行動することにした。
オレがいる方には、オレと徳光、里中達がいた。
もう一つの方には、児玉と真弓、それに更家達がいた。
2チーム合わせて15人のチームだ。オレ達の仲間はもう25人しか残っていない。
―体育館前―
(ピコンピコン)
「本当にこの点が人の居場所を出してるんやなぁ。」徳光はレーダーの画面を見て言った。
オレのチームは体育館に向かう方だ。
児玉達の方はRANルームで監視カメラを使ってトランシーバーで誘導している。
「じゃあ開けるで…」
徳光はゆっくり扉を開けた。
(…ギィ…)
(ダンダンダンダンッ)
中に入ると相変わらず白城がバスケの練習をしていた。
「オーイ!お前らちょっとこっちに来てくれ!!」オレの声は体育館でよく響いた。
「…またお前らか…。いい加減にしてくれ、オレはロシアで世界とバスケをするんだ!!」白城はオレ達に向かって叫んだ。
「もうこれ以上大ちゃんの邪魔をしないで!!」横にいた河村も叫んだ。
「違う、オレ達はお前らを優勝させるために来たんだ!!」