バトルロワイヤル

落ちた時のダメージや爆発の火傷などは林道の方が大きい。
（ポタポタ…）
林道の口は吐血している。
それは児玉に顔を殴られた血ではなくもはや体の内蔵とかからきてる血のようだ。
「…児玉ァ！！かかってこいやぁ！！」林道は構えた。
「これで楽にしてやるわぁ！！」児玉は走りだした。
「うおぉぉぉリンドォｫｵオ…！！」
「おぉおぉぉ…！！」
児玉は拳を高々とあげた。（…リンドー（こいつ）…避けない…！？）児玉が拳を当てる瞬間に見たのは…
（ドガァァア…）
児玉の振り下ろされた拳は林道の頭を地面に叩きつけるほどの威力だった。
（ドサッ）
林道は倒れた。
「ヤッタァー児玉が…」
「なんで避けなかったんだぁあ、リンドォオ！！」
オレが喜びを叫ぼうとしたら児玉は倒れた林道に言った。
《…本当に強さを極めたやつらは拳を交わすだけで相手の心の中がわかるんだぜ！》
その時児玉は林道の心の中がわかった。
「うわぁあぁあぁあ…！！！」
児玉は膝をついた。