バトルロワイヤル

「児玉ァアァア!!」オレは叫んだ。
図書館は錆びた柱により爆発と共に崩れた。
火は爆風により吹き飛んだがまだ燃えている。
「オレ、水道管を壊してくる!!」徳光はハンマーを持ってプールの水道管を破壊しに行った。
「児玉ァアァ!!」
「こじゃまぁあ!!」
オレと真弓は泣き叫んだ。
その時だ…
(ガラッァ)
崩れた所から人影が見えた。
(ガラッ)
そしてもう1人の人影が現われた。
「児玉!!」オレは言った。
人影は児玉と林道だった。
(…児玉の体…、よく見たら濡れてる…。プールの水に守られたんだ!!)オレが頭の中で考えたとき…
(プッサァァ…)
水道管が破裂し、瞬く間に大量の水が吹き上げた。
奥で徳光がガッツポーズをしていた。
「よかった…。こじゃまが生きてて…。」真弓はその場で腰を落とした。
「あそこにいる児玉じゃない人はたしか…」徳光は走ってこっちに戻ってきた。
「…林道師連だ…」オレは言った。
「殺す!!」徳光は林道の頭に向けて銃を向けた。
ここから児玉達の距離まで30mはある。
「待て!」オレは徳光を止めた。
「なんでやねん!?」
「そんなことしても児玉は嬉しくない!!…これが児玉の運命や…」