「く、くそ…」
(あいつはなんであんなに冷静なんだ…!?)林道の頭は混乱状態だ。
「リンドー、お前は“本当の強さ”を知らない…」児玉は転んでいる林道に言った。
「…いや…、オレは知っている…。オレが今までやってきたことは常に危険と隣合わせだったから…」林道は起き上がった。
鎖はプールの中だ。
「…行くぞ!」林道は児玉に向かってきた。
(ドドドドッ…)
マシンガンのように繰り出される林道のパンチを児玉はひたすら避け続けた。
(…や、ヤバい…)
(ドフッ)
児玉の顔面に林道のパンチが当たった。
「…痛っ!」
児玉はプールサイドに転げた。
「うおぉおお!!」すぐに林道は走ってきた。
(ダンッ)
児玉は走ってきた林道を蹴り飛ばした。
林道はすぐに起き上がり向かってきた。
『うおぉぉぉお…!!』
(ドンッ)
児玉と林道の声と拳が重なった。
(……つ、強い…)
「…でもオレは負けるわけにはいかんのじゃあぁあ!!」

―図書館―
「てめぇら全員殺してやる!」
(ゴオォォオ…)
中塚は火炎放射を放った。
(ボォォォ…)
だんだん炭になった本に燃え移っていく。
(ドギュン)
白金はボーガンを放った。