「100人やったらもぅオレらのクラスで生き残ってるんはオレと亮佑だけかもしれんな…」児玉はラーメンをズルズル食べている。
児玉のその言葉の瞬間オレは松田愛のことが脳裏によぎった。
「…そうかもな…。」オレはするめを茫然と見たままだ。
(…ガヤガヤ…)
1つのパソコンの前で部員が集まっている。
「…どうしたんや?薬師寺?」オレ達3人はパソコンの前まで行った。
「今テレビを見てるんですけどヤバいんですよ!!」
「何がやねん?」オレ達は言われるがままパソコンに映るテレビ映像を見た。
そこにはたくさんの記者と現総理大臣、松嶋雄三(まつしま ゆうぞう)の姿が映し出されていた。
《…この世界的計画、バトルロワイヤルについて総理はどうお考えですか?》記者は総理に質問した。
《まぁ、保護者のご意見は様々ですが、私も17の息子が参加しているため応援したいですね。》総理は質問に答えた。
《ではまだ息子さんが生き残っていると思いますか?》
《はい!ついさっきまでパソコンでメールをしてましたから!》
《そうですか!では最終的に1人にならなかった場合、首輪は全て爆破されることについてどう思いますか?》
(…全て爆破?)