「新しい奴が入った。 知ってる奴もいると思うが、 柊月夜だ。 コードネームは〝ヤヅキ〟。 役職は幹部。 しばらくは、幹部補佐としていてもらうが、 慣れてきたら正式な幹部になる。 反対する奴はいるか?」 シーーン…―――― どうやら、反対する人はいないらしい。 「以上だ」 「「「柊さん!よろしくっす!!!」」」 一斉に頭を下げた下っ端くんたち。 ………やっぱり、我慢できない。 みんなが幹部室に戻る中、私はその場に残った。