黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ











――――翌日の放課後。





「さて、帰ろう……」







昨日、あんな形で逃げたがら青龍が来るかと思ったんだけど……。



誰一人として来なかった。




同じクラスの咲希斗も、サボリなのか来ていない。



少し胸騒ぎを覚えつつも、私は帰るために教室の扉を開き廊下を歩いた。






……すると。








「つーきや!
昨日ぶりだなぁ?」



「………憐慈」









振り返ると、青龍の幹部さんたちが勢揃い。



やっぱり、来たか。
来ると思ってたわ。








「ついて来い。
話がある」



「ヤダ。
どうせ、勧誘だろ?
入らねえって何回いったらわかるんだ。
……しつこい」



「そっちだって、折れないの?
俺たち、敵に回さないほうがいいよ?
……この学校内は俺達の〝縄張り〟なんだから」








単なる脅し?

私が脅されて、入る、とでも言うと思うのか。