「名前、なんて言うの?」
「月夜…、柊月夜だ」
柊月夜‐ヒイラギツキヤ‐
それが私のここでの名前。
本名は、柊月乃‐ツキノ‐。
女だってことをバレてはならないから…。
「月夜くん、か。
よろしくね?
学年は?」
「あぁ、よろしく!
学年は一年だけど…」
「あ、じゃあ僕と同い年だねっ!
あっ、自己紹介まだだったね。
僕は、藍川咲希斗!
一年だよ!!」
さっき、私にぶつかってきた人じゃなく第三者の人は、
藍川咲希斗‐アイカワサキト‐
というらしい。
同い年だとか………。
藍色の瞳に、明るめの茶髪に藍色のメッシュ。
見た目が可愛くて、女の子みたい。
笑うとフニャッてなる顔がなんとも………!
って!
なに、私変態化してんのよ!!

