「はぁ………」







やっといなくなった…。


つっても。

まだ帰れそうにはないな。




青龍の奴らが、ジィーッと見てくるから。








「…で、青龍。
さっきからずっと見てくるけど、何?」









私の一言に我に返ったのか、ピクリと反応した。








「つっくん、喧嘩できたの?!」



「しかも、強ぇ……」



「んな、細っちぃ体なのに喧嘩強ぇんだよ?!」



「意外だね」








次々に失礼なことを…。


体が細いのは女だからだ!


喧嘩なんて普通に出来ます!


意外でごめんなさいねっ!!




と、心の中で毒づいた。