黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ











「よくも、俺たちの仲間をやってくれたな?」



「別に。
喧嘩を売ってきたのは向こうだ」



「へぇ。
…お前さん、何者だ?
ただの一般人がコイツらに傷一つなく勝てるはずがねぇ」



「よっぽど自分たちの力に自信があるんだな。

何者かって?
普通の高校生だけど?
強いていえば〝荒れてる〟高校生?」







嘘はついてない、うん。


荒れてるもんね?









「ふっ。
あ、ハハハハっ!!

お前さん、面白ぇな?
どうだ、黄狼に入らないか?」



「断る」



「答えるの速いねー。
ますます気に入ったよ!
それに、お前さん、青龍の知り合いみたいだしなぁ?」



「…学校が同じだけだ。
それ以外は何もねぇ」



「ふーん…。
今日はお前さんに免じて引くとするか。

でも、絶対お前さんを黄狼に入れてみせる。

覚悟しとけよ?」








誰が黄狼なんかに入るか!!


私は卑怯な手なんて使わないから。





杉田はそう言い残して、他の奴らを連れ、去っていった。