それから、10分がたった頃。 私の周りには、数十人の男が気絶して倒れている。 そいつ等を冷たく見下ろし、 「俺に喧嘩で勝とうなんざ、百万年早ぇんだよ」 と冷たく言い放った。 これじゃ、準備運動にもなりゃしねぇ。 ……さて。 私が相手しなければならないのは相手した。 から、帰ろっと。 今日の夕飯は、タケの店で久々に食べよっかな。 「おい、ちょっと待てよ」 「あ゙ぁ?」 人が帰ろうとしてるのに、毎回毎回邪魔されなきゃならないの? 声の発信源は、〝杉田〟 うぜぇ奴に呼び止められたな……。