なんか、頭がこんがらがってきた。
「航太。
落ち着いたか?」
「…ん、大分。
理人くんの言った通り、だんだん痛みが引いてきたよ。
それに本当に骨には異常はないみたい」
壁に寄りかかり座っていた俺に、みんなが集まる。
みんなの顔には心配の色が浮かべてて、なんだか申し訳ない気分だ。
「理人と喧嘩して、どうだった」
「見たまんま。
俺の惨敗だよ。
…圧倒的に理人くんの方が強かった」
「航太…」
「俺の攻撃はまったくあたらないし、一度あたったのも、…理人くん、わざと殴られてて。
しかも平然と笑ってるし……。
たったの二発でやられちゃった…」
弱音を吐くなんて俺らしくない。
そう思いながらも、続ける。
「こっちは本気で必死だったのに、理人くんはすっごい余裕たっぷりで………。
なんか俺、情けない。
副総長なのに、なぁ…」
「情けなくなんかないよっ!
航太で負けたなら、僕たちはもっとあっさり負けてたよ」
「理人が強すぎるってだけだ!
航太が気にすることはないだろ!!」
「…ありがとう」
そう言ってくれて。

