黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ








だって、暁に仲間だって認めてくれたってことでしょう?


私がいなくて〝寂しい〟って思ってくれるってことは、そういうことでしょ?



………一瞬、だけど。

ドキッとしちゃった。

何でかはわかんないけど、急にそんなこと言われたからだよね、うん。


それに、そういうことを滅多に言わない暁が言ったからってのもあるし。




「月夜、青龍総長さんからの電話?」


「あぁ、暁から」


「どしたの?」


「いつ溜まり場来れるか、だって。
明後日、行く」


「ちょ、待てよ!
暁…、って、紅蓮暁のことか!?」


「そうだけど。
紅蓮組の若頭」


「知り合いなのか!?」


「一応、俺青龍幹部だし、な……」





そんなに反応することか?





「幹部…?
新しく入った幹部か?
でも、ソイツ、〝柊月夜〟……」


「それ俺。
アイツらに麗桜組だってバレたくねえから、母の旧姓使ってるんだ。
お前こそ、暁と……」


「俺と暁は幼なじみだ。
紅蓮組系列の集まりが毎年あって、初めて会ったのもその集まり。

俺らが小学生五年の時だったんだよ」





へえ、暁にもいたんだ、幼なじみ。


てか、こんな偶然もあるもんだな。